こちらは、2021年10月27日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
Changes to our Editor and Engine releases
これまで、PlayCanvasエンジンおよびエディタの新機能や修正をリリースするプロセスは非常にシンプルでした。
機能や修正の準備が完了したらリリースを計画し、PlayCanvasプロジェクトの包括的なリストと エンジンサンプルに対してテストをおこないました。そして、テスト完了後にplaycanvas.comサービスとエディタを使用している全ユーザーにリリースしていました。
長年このプロセスを実施してきましたし、これによってユーザーは常にエンジンの最新機能を利用することができました。
しかしエンジン機能が拡張して複雑になり、ユーザーのプロジェクトの規模やサイズが大きくなってきたため、リリースの安定性と透明性を求めるユーザーのニーズに合わせて、このリリースプロセスを変更する必要が出てきました。
来月以降、以下の変更を予定しています(詳細は変更される可能性があります)。
マイナーバージョンとパッチバージョンの更新
現状、マイナーリリース(1.XX.0の場合、XXはマイナーバージョン)はエンジンのAPI追加/変更や大規模な機能リリースのために確保されています。一方、パッチリリース(1.XX.YYの場合、YYはパッチバージョン)は、バグ修正やマイナー機能を提供しています。
今後、パッチリリースは安定性とユーザーの期待を向上させるようなバグ修正のみに限定されます。
新機能の追加はマイナーリリースのみとなります。
エンジンのGitHub「master」ブランチの名称を「dev」に変更
「master」ブランチの利用状況をより適切に反映するため、今後数日間で「master」ブランチの名前を「dev」に変更する予定です。これは、リリース前の機能やアップデートがこのブランチにマージされるためです。
通常、このブランチは変動的なので、このブランチの目的を明確に表すには「dev」という名前の方が適切です。
これは、GitHub上のエンジンリポジトリのフォークにも影響を与えます。エンジンのフォークをお持ちの方は、GitHubの以下のドキュメントを参照のうえ影響を確認してください。
ドキュメントからの手順は以下のとおりです:
$ git branch -m master dev
$ git fetch origin
$ git branch -u origin/dev dev
$ git remote set-head origin -a
または、Githubからクローンを新規作成することでも対応可能です。
エンジンリリースをエディタから分離
エディタは、GitHubリポジトリにあるエンジンの最新リリースから影響を受けなくなります。エディタで使用しているエンジンバージョンは、エディタのリリースによってのみ更新されます。
エディタのユーザーは最新機能を利用できるまで少し待たなければならない反面、プロジェクトを次のエンジンリリースでテストし、問題があれば報告するための時間を確保できるようになります。
ただし、「Launch」タブのuse_local_engine
パラメータを使用すれば、最新のエンジンリリースに対して早期テストをおこなうことは可能です。また「Launch Tab」設定にオプションを追加するなど、エディタでこのプロセスを簡単におこなうことも検討しています。
エディタでのテストが完了し報告済みの問題が修正されたら、このバージョンのエンジンと共にエディタがリリースされます。
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以上は、現在のところ大まかな計画です。ぜひフォーラムに、皆様のご意見やご提案をお寄せください!
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