こちらは、2024年4月23日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
Build WebGPU Apps Today with PlayCanvas
PlayCanvasエディターが正式にWebGPUサポートを開始しました!🥳
WebGPUの台頭
2010年のリリース以来、PlayCanvasはWebGL上に構築されてきました。2017年にはMozillaとのパートナーシップによってWebGL 2.0のサポートを開始しました。2023年4月にGoogleがChrome 113でWebGPUをデフォルトで有効化したことにより、Webグラフィックスの新しい時代が始まりました。それ以来、WebGPUの採用は爆発的に増加し、Web3D Surveyによると現在62.19%のエンドユーザーがWebGPUを実行できるようになっています。FirefoxやSafariも近い将来にWebGPUのサポートを開始する予定なので、2024年にはこの数値が飛躍的に増加することが予想されます。
なぜWebGPUが重要なのか
PlayCanvasプロジェクトでWebGPUを有効化すると、最初はあまり違いがないように思えるかもしれません。実際、私たちはWebGLプロジェクトがWebGPU下でも同様に見えるよう尽力してきました。しかし、時が経過するにつれてWebGPUのドライバーオーバーヘッド削減によるパフォーマンス改善の機会が多く現れます。
WebGPUのもう1つの主要な機能は、GPU上での一般的な計算を実現するConpute Shaderのサポートです。Compute ShaderのサポートはEngine v1.70.0に実装されました。以下では、GPU上で100万個のパーティクルをシミュレートするComputer Shaderをご覧いただけます:
WebGPU対応ブラウザ(ChromeまたはEdge)でご自身で実行するにはこちらをクリックしてください。
要するにWebGPUはPlayCanvasの将来を体現しており、今後数か月でパフォーマンスや機能性の面ですばらしい進化を期待できます。
WebGPUをはじめてみましょう
PlayCanvasのWebGPUサポートはまだ「ベータ版」とされています。まだ実装されていないいくつかの機能があります(たとえば、ランタイムライトマッパーはまだサポートされていません)。このため、現状ではWebGPUサポートを「オプトイン」する必要があります。これをおこなうには、インスペクターで「Project's Settings」を開き「RENDERING」セクションを展開します。その後、「Graphics Devices」を更新して「WebGPU (beta)」を含めます。
準備が万全になり次第、WebGPUサポートはデフォルトになります。
フィードバックをお待ちしています
WebGPUサポートは新機能ですので、コミュニティの皆様はぜひフィードバックをお寄せください。どの点が役立ち、またどの点が作動しないでしょうか?
何らかの問題を見つけた場合にはissueを提出してください。さらに詳細にWebGPUについて議論したい場合には、フォーラムでスレッドを開始してください。
皆様のご意見をお聞かせください!👂
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