この記事は2016年11月8日に公開された記事を翻訳したものです。
WebVR support in PlayCanvas
PlayCanvasエディタでWebVRのサポートが実装されましたので、お知らせします。
Googleは、2017年1月にAndroid向けのChromeでWebVR1.1(このスペックの最新バージョンです)をリリース予定と発表しました。しかし、仮想現実のような複雑な機能に関して言えば、ブラウザによるサポートは一助に過ぎません。弊社は、クオリティの高いエクスペリエンスを提供するにはツールが非常に重要である点を十分に認識しています。このため、ユーザーの皆さんがすぐにアプリケーションを作成できるよう、WebVRエンジンインテグレーションをリリースしました。
PlayCanvasでのWebVR
最適化されたエンジンサポート
PlayCanvasのグラフィックエンジンは、高度なWebGLグラフィックエンジンです。弊社はこれまで努力を重ね、PlayCanvasのレンダラーは特にステレオレンダリングについて最適化されています。多くのエンジンとは異なり、PlayCanvasは各々の目に対してシーンのレンダリングを単純に2回おこなうことはしません。その代わりに、PlayCanvasのレンダラーは、多くの主要なレンダーループは各々の目にとって同一である点を認識しています。このため、たとえばカリング、ドローコールのソート、uniform settingsなどの高価なオペレーションやレンダリングステートは、私たちがそのシーンを各々の目に描画する前に1度のみ実行する必要があります。PlayCanvasのこの特色によって、特にモバイル上でのパフォーマンスが大幅に向上します。
サポートされていないプラットフォームへのポリフィル
WebVRはまだ初期段階にあり、このためWebVRはすべてのプラットフォームでサポートされているわけではありません。PlayCanvasプロジェクトでWebVRを有効化する場合には、GoogleからのWebVRポリフィルライブラリが使用され、ブラウザはPlayCanvasをサポートできるようになります。PlayCanvasは性能が高く、必要な場合に限りこのライブラリをロードします。
チュートリアルとドキュメンテーション
PlayCanvasの多岐にわたるドキュメンテーションは非常に高い評価を得ており、VRも例外ではありません。基本的なインストラクション、APIリファレンスや最適化に関する具体的なヒントなどがVRに関しても整備されています。
サンプルとスターターキット
サンプルプロジェクトを参照すれば、VRシーンの構築方法や始めに参照すべきサンプルコードなどを確認できます。
Hello World-非常に単純な3Dシーン
360 Image-自分だけの360度のパノラマを構築
360 Video-自分だけのビデオにリンクを追加
Room Scale VR-HTC Viveやその他のRoom Scale VRに対応するよう設計された、さらに複雑なシーン
今後の展望
弊社は、WebVRのマーケットは今後も成長し続けると確信しています。このため、PlayCanvasがWebVRアプリケーションを作成するための最適なツールとなるよう、弊社は今後も尽力していきます。まだお使いでない方は、ぜひサインアップしてください。サインアップは無料です。皆様がどのようなアプリケーションを構築されるか楽しみにしています!
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