こちらは、2016年7月8日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
PlayCanvas Scripts 2.0
http://blog.playcanvas.com/playcanvas-scripts-2-0/
「Scripts 2.0」をリリースしました。こちらは、PlayCanvasアプリケーション対応スクリプティングシステムの完全な再設計・再実装となります。今回の開発では、PlayCanvasスクリプトを使用する際に数年間生じていた諸々の問題点の解決と、インターフェースの整理、スクリプトの作成・使用の簡便化を目標にしました。
新しいスクリプトシステムでの改善点は以下のとおりです:
- 実行時にホットスワッピングコードを使用して反復を迅速化
- リアルタイムな協同コード編集
- パブリッシング用にスクリプトを連結および縮小
- より向上したエラー処理と耐障害性
- 完全なフォルダサポートでスクリプト資産を保護
- 単一ファイルで複数のスクリプト定義を実現
- より簡便なインターフェースとボイラープレート
ライブホットスワッピング
アプリケーション内で実行中のすべてのインスタンスを、スクリプトでアップデートするよう選択できます。スクリプトが変更されると、スクリプトが動的にリロードされます。swap() ファンクションを実装するだけで、新しいスクリプトインスタンスに状態を転送できます。何もなかったかのように続行できますが、実際には新しいコードが追加されています!
リアルタイムでの協同コード編集
いまや、スクリプトは第一級の資産なのでCode Editorではリアルタイムな協同をサポートしています。これによって、他の人のコードを上書きしてしまう危険がなくなります。具体的には、他の人が入力するのと同時にそのコードが表示されます。
このサポートを実現するため、実行時のスクリプトのエラー処理と耐障害性も改善しました。結果的に、今後は悪質なスクリプトによるゲームの停止や、作業の中断がなくなります。
スクリプト連結
新たなスクリプトのフォーマットでは、単独のJavaScriptファイルで複数のスクリプト定義がサポートされます。パブリッシュの際に、すべてのスクリプトを1つのファイルに連結または縮小するオプションが追加されました。これにより、大量のHTTPリクエストを送信する手間が省け、アプリケーションのサイズも小さくなります。結果的に起動時間が短くなります。
新スクリプトはいかがでしょうか?
Scripts 2.0はリリース済みで、今後作成されるあらゆる新たなプロジェクトで新しいスクリプトシステムが利用可能です。新しいシステムへの移行の準備がまだ出来ていない、または現在のところ旧システムでしか使用できない機能が必要な場合には、依然として「Legacy Script System」を使ってプロジェクトを作成することが可能です。
新たなプロジェクトのダイアログでオプションを参照してください。
PlayCanvasをまだ使っていないならば:
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