こちらは、2023年2月28日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
Draco Mesh Compression Arrives in the PlayCanvas Editor
PlayCanvasエディターでDracoメッシュ圧縮を利用できるようになりました!
この最新機能により、開発者の皆様はGoogleのDraco技術を用いたメッシュ圧縮でファイルサイズを縮小し、エンドユーザーのUXを向上いただけます。
Dracoメッシュ圧縮を使用すると、ビジュアルのクオリティを下げずに3Dグラフィックの表示に必要なデータ量を縮小できます。転送データが減るので結果的にロード時間が短縮され、アプリケーションの帯域幅コストも減少します。
オープンソースのPlayCanvasエンジンでは以前からDraco圧縮glTF 2.0ファイルの読み込みが可能でしたが、このたびインポート時にエディターでDraco圧縮glTFを生成できるようになりました。
利用方法はとても簡単です:
Karol Miklas作成 「1972 Datsun 240k GT」、ライセンス:Creative Commons Attribution-ShareAlike
上記の例では 49.9MB のGLBファイルが 3.67MB になり、ファイルサイズが92.6%縮小されました!
またご覧のとおり、ほとんどのシーンでビジュアルのクオリティに差異がありません。唯一のコストは圧縮されたGLBをエンドユーザーがダウンロードする際の解凍時間ですが、ダウンロード時間の短縮に比較すれば非常にわずかなものです。
この機能を有効にするにはインスペクターでProject Settingsを開き、Asset Tasksパネルを拡張してMesh Compression設定を編集します。その後、既存のFBXやGLBを再インポートするだけで圧縮が適用されます。これ以降にインポートされたすべてのFBXまたはGLBにメッシュ圧縮設定が適用されます。
詳細はディベロッパーサイトでご確認ください。
メッシュ圧縮によって、様々な種類のアプリケーションがレベルアップすると確信しています。特に、できる限り速く詳細なメッシュをロードしなければならない製品コンフィギュレーターなどのeコマースアプリケーションにご活用いただけます。
ぜひPlayCanvasをご利用いただき、WebGLでの夢を実現してください!
Will
コメント
1件のコメント
Draco圧縮の有効化については既存のプロジェクトに対しても実施できます。
実際にフォトグラメトリのプロジェクトに実施した所容量が87MB → 5.62MBとなりました。
https://playcanvas.com/project/747407
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