こちらは、2017年1月25日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
Mozilla Launches WebGL 2 with PlayCanvas
MozillaがFirefox 51をリリースした今日は、ウェブのリアルタイム・グラフィックにとって画期的な日となりました。Firefox 51はWebGL 2を一般に公開した初めてのブラウザです。WebGLが提供されたのは2011年で、PlayCanvasはこの年に設立されました。6年が経過し、ウェブグラフィックのオープンスタンダードであるWebGLは飛躍的に前進しました。すなわち、開発者が利用できるGPU性能が大幅に向上し、より豊富で美しいグラフィック体験が実現されました。
WebGL 2のリリースを記念し、MozillaとPlayCanvasが協同で「After the Flood」を制作しました。
「After the Flood」は、WebGL 2の新機能を数多く提示しています。
- Transform feedback:葉のパーティクルアニメーションをGPUで処理しています。
- 3Dテクスチャ:手続き型クラウドの作成に使用。
- MSAAを使用したHDRレンダリング:アンチエイリアスされたHDRサーフェスを的確にブレンディング。
- ハードウェアPCF:より低いコストで、さらに向上したシャドウフィルタリングを実現。
- 対象範囲へのアルファ:アンチエイリアスされた葉の茂みをレンダリング
など、この他多数の機能が実現されています。
これらの機能はどのように実現されたのでしょうか?ご存知のとおり、PlayCanvasはオープンソースのゲームエンジンです。WebGL 2をエンジンにインテグレートする作業は、GitHubで参照できます。
このデモのその他の特徴的な機能:
- 圧縮テクスチャ:VRAM使用量を減らすため DXT、PVR、ETC1が使用されています。
- 非同期のアセットストリーミング:デモのロードを高速化。
- ランタイム・ライトマップベーキング:すばやくレンダリングされる写実的なシャドウを生成
- 手続き型の波紋
- 平面状の鏡
お分かりのとおりPlayCanvasは、ブラウザのポテンシャルをすべて引き出しています。PlayCanvasで開発されたアプリケーションは、「After the Flood」のように美しく、短時間でローディングでき、なおかつ高いパフォーマンスを発揮します。
それでは、今後の展望はどうなるでしょうか?まず、弊社はWebGL 2での作業をリファクタリングし、PlayCanvasのメインラインコードベースにマージします。その後、「After the Flood」をモバイルで有効化する予定です。最終的にはこのデモプロジェクトを公開し、どのように作成したのか皆様に把握していただけるようにします。
WebGLでクリエイティブな作品を作ってみたくなりましたか?ぜひ今日からPlayCanvasで始めてみましょう!
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