こちらは、2016年12月12日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
PlayCanvas December Mega Update
WebGL愛好者の皆さん、開発エンジンの新たなアップデートです!新機能の追加や最適化、修正を数多く実施しました。アップデートの概要は下記のとおりです。
カメラプレビュー
カメラコンポーネントを含むエンティティが選択されると、ビューポイントの左上にカメラビューが表示されるようになりました。
インタラクティブなアセットプレビュー
インスペクターにマテリアルプレビュー、モデルプレビュー、キューブマッププレビューが追加されました。これらのプレビューはインタラクティブでクリックできます。
アンチエイリアスのコントロール
シーンセッティングでアンチエイリアスのコントロールが可能になりました。
モデルの配置
Ctrlキー(Macの場合にはコマンドキー)を押したままモデルをビューポートからアセットパネルにドラッグした場合には、そのモデルが元のモデルよりも優先されてカメラの最前面に配置されます。
アセットパネルの強化
アセットパネルにトグルボタンを追加し、サムネイルの大小を切り替えられるようになりました。
親フォルダにナビゲートできるよう、「上のフォルダへ」ボタンが追加されました。
アセットパネルにて、アセット上でマウスオーバーさせると、アセットの完全な名称が表示されます。
アセットのコンテキストメニューで、アセット置換機能が使用できるようになりました。この機能では、アセットピッカーが有効化され、開発者は同タイプの別のアセットを選択できます。結果的にエンティティやアセットでのリファレンスが新しいアセットのものに置換されます。
今後GIFファイルはPNGには変換されません。GIFファイルは、JPEGやPNGのランタイムテクスチャ・フォーマットと同等の、別の値のランタイムフォーマットとして扱われるようになりました。
コードエディタの強化
- カーソルの現在行をハイライト
- エラーをハイライト
- カーソルをより視覚化
- 接続切断のメッセージを減少
最適化
シーンのローディング、レンダリングともに大幅に高速化しました!
- 新たなサムネイル・レンダリングシステムの導入で、エディタでのVRAM使用が約半分に減少しました。この結果、特に大きなシーンについてエディタがさらに安定し、より速くロードできるようになりました。
- ローディングやエディタレンダリング処理の最適化によって、数千ものエンティティやアセットを含むプロジェクトのロードやレンダリングが、最大で10倍加速しました。
- アセットのロード処理が、個別ではなくバッチ化されました。
- エンジンアセットはすべて、必要時にのみロードされ(有効化されている場合)、トラフィックの減少やロード時間の短縮につながりました。
- 内部APIおよびUIの最適化によってごみ箱への収集(すなわちGCストール)が減り、ヒエラルキーやアセッ トパネルへのUIテンプレート化が促進されました。
- WebSocketトラフィック上でのGZIP有効化の結果、内部ローディングへのデータ転送が減少しました。
修正点
- 階層ツリーをナビゲートする上向き矢印を修正
- アセットパネルツリー内のフォルダのソートを修正
- モデルアセットがロードされなかった場合の、モデルコンポーネント上のマテリアルオーバーライドを修正
- フェイステクスチャファイルが変更されると、キューブマップがインスペクターで(フェイスセクションで)アップデートされます。
- 読み取り専用ユーザーがテキスト/数字フィールドの値を選択できるようになりました。
- 数字フィールドでダブルクリックまたは右クリックすると、小数点やマイナス記号で区切られた部分だけでなくフィールド全体を選択できるようになりました。
- ネットワーキングの改善により、切断が減少しました。
これらの機能追加を、ぜひ皆様にご活用いだければと思います。フィードバックがありましたら、フォーラムにコメントをお寄せください!皆様のご意見をお待ちしています。
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