こちらは、2022年9月22日に公開された以下のドキュメントを翻訳したものとなります。
Porting from Unity to PlayCanvas - Developer Spotlight with Christina Kaliora
Developer Spotlightへようこそ!この新シリーズでは、開発者がPlayCanvasをどのように活用しているかについてお聞きし、Web上のすばらしい作品を紹介します。
今回は、Solar Gamesのフリーランス Web/ゲーム開発者であるChristina Kalioraさんをお迎えしてお届けします。
Christinaさんは、Unityプロジェクト「John Lemon’s Haunted Jaunt」をPlayCanvasに移植した方法について、以下の項目を含めて動画で解説くださいました:
- Unityからシーンをエクスポート
- パフォーマンス面での課題
- シェーダーとエフェクトの使用
- その他、多くの点!
Christinaさん、Developer Spotlightへようこそ!ご自身やスタジオについて、紹介いただけますか?
こんにちは。私の名前はChristina Kalioraで、ゲームプログラマーです。私がPlayCanvas内で最初のコードを書いたのは2016年9月です。自分のキューブが回転しているのを見たときの興奮を、今でもおぼえています!その時に「これが私のやりたいこと!」と言いました。
その後、PlayCanvasについてさらに学び、Unityなどの他のゲームエンジンも試してみました。さらに、Web開発についてのオンライン・コーディング・ブートキャンプに参加しました。それ以降、Web開発プロジェクトとWebベースゲーム(PlayCanvasを使用)の2つの分野でフリーランスとして働いています。
また、夫や友人と一緒にSolar Gamesという企業を経営し、PlayCanvas向けのツールやプロジェクトを開発しています。
なぜPlayCanvasを選択したのですか?
PlayCanvasには最初から注目していました!私やチームがPlayCanvasを選択した主な理由は、以下のとおりです:
- PlayCanvasはもっとも強力なWebベースのゲームエンジンです。
- 共同作業ができる強力なエディターを提供しているのは、PlayCanvasだけです。
- フォーラムやDicsord、サポートチームから、万全のサポートを受けられます!
- パフォーマンスがすばらしいです!
当初の課題は何でしたか?また、チームはどのようにその課題をクリアしましたか?
PlayCanvasを使用し始めた際、個人的には使い方が分からず、とても苦労しました。当時はチュートリアルプロジェクトもそれほど多くなく、私自身もコーディングの初心者だったので、ゲーム開発のコーディング概念を理解するのに非常に苦労しました。
その際に役立ったのは、特定の分野にフォーカスした小規模なプロジェクトを構築することでした。たとえば物理、プレイヤーの動き、レイキャスト、UI、シェーダーなどです。これによって、私はAPIの扱い方を習得し、より大規模なプロジェクトやゲームを構築できるようになりました。
また、エンジンのコード習得は、PlayCanvasの開発者を目指すならば皆取り組むべきことで、私自身とても役立ちました!自分が使用しているゲームエンジンの内部と外部を学ぶことは、非常に大きな助けになりますよ!
HTML5ゲーム/体験の構築は、ネイティブゲーム/体験の構築とどのように異なりましたか?
個人的な意見ですが、これらは大きく異なります。Web上の物は若干異なった挙動をするので、考慮すべき点も違ってきます。たとえば、ロード時間やダウンロードサイズなどは、Webゲーム開発者が留意すべき非常に重要なポイントです。
Webページの読み込みに、30秒以上も待ちたい人なんていませんよね?
PlayCanvasの機能で、最も良かった点は何ですか?
私達のチームが1番気に入っているのは、エディターです。リアルタイムで共同作業ができるので、PlayCanvasはチームが共同作業をおこなうための最高のツールです。また、PlayCanvasにはバージョン管理があり、とても役立ちます!その他に付け加えるなら、PlayCanvasは非常にクリーンなAPIを提供しています。
PlayCanvasにどのような機能を追加してほしいですか?
たくさんありますが、3つにしぼります:
- スターターテンプレートを増やしてほしいです!
- ポストプロセス・エフェクトのリストを増やしてほしいです!すぐれたグラフィックやエフェクトを使用したWebベースのゲームほど、すばらしいものはありません。そのためのツールを開発者に提供してもらえたら、とてもありがたいです。
- パーティクルエディターを改善してほしいです。PlayCanvasには、もっとVFXアーティストが必要です!
今後数年間で、HTML5ゲーム/体験はどのように発展していくと思いますか?
デバイスがますます強力になっていて、将来的にはWebGPUも公開されるため、Webゲームはもっと普及すると思います。
ダウンロードやインストールなしで、Webブラウザやスマホ、テレビのすべてでゲームをプレイできると想像してみてください。本当に驚きです!
また、メタバースの盛り上がりもあって、Webベースの体験はますます注目されていますね。
ご回答ありがとうございました。プレゼンテーションの動画も楽しみにしています!
今回はお招きいただき、ありがとうございました!
お役立ちリンク:
今後も、Developer Spotlightにご期待ください!
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